「5・4・3・2・1・・・キュー」
スポーツ中継でもニュースでもスタジオ番組でも、
ディレクターからのこの合図で、テレビの出演者たちははしゃべり始めます。
「はい、キュー！」と言われると
私も反射的にドキっとします。
一種の職業病ですね。
先日、ドキドキしっぱなしの中継がありました。
『enjoy Baseball Live 2014 中日vs楽天』
放送席は・・・
ご存じ、野村克也さんと山﨑武司さん
かつて楽天時代に監督と主軸打者として
チームを史上初のAクラスに導いた師弟コンビです。
野村さんと言えば『ID野球』に代表されるように、
考える野球で数多のチームを強豪に導いた名将。
楽天でその考える野球に出会い、ホームラン・打点の2冠に輝いた
山﨑さんにとって野村さんは恩師と言える存在です。
そんな野村さんといえば現役時代は言わずと知れた名捕手。
中継ではバッテリーの攻め方に対しての解説が秀逸です。
今回はドラゴンズの谷繁選手兼任監督のリードを解説していただこうと
楽しみにしていましたが、この日は選手としての出場はなく
専任監督でした。
ドラゴンズ武山捕手、楽天はかつての教え子・嶋捕手のリードについて
解説していただきましたが、
「今の配球は理解できませんねぇ・・・」
「まっすぐから入ったこの配球はいいですねぇ・・・」
「この配球の意図が知りたいですよ・・・」
と、「はい、キュー！」のオンパレード！
その都度ドキドキしながらも、奥深いIDの世界を堪能させていただきました。
こんなオチでいいんでしょうかねぇ・・・などと
ボヤかないで下さいね。