たまたまか、それとも必然か・・・
もちろんたまたまなんですが。
先日、Jリーグ中継を担当しました。
第5節 名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島の一戦です。
東海テレビにとって、ほぼ年に一度のサッカー中継。
実は、グランパス関係者の間で密かに噂されていることがあります。
『東海テレビが中継すると負けない』
言われてみれば、あまり負け試合を中継したことがないなぁ、と
過去のリーグ戦中継資料を遡ってみました。
14:〇2-1 ヴィッセル神戸
13:〇2-1 清水エスパルス
12:〇2-0 ジュビロ磐田
11:△1-1 清水エスパルス
10:〇2-1 モンテディオ山形
09:〇2-1 ガンバ大阪
08:〇3-2 清水エスパルス
07:●1-2 大分トリニータ
・・・と、07シーズンを最後に引き分けをはさんで
6連勝中!
しかも、昨季の名古屋はリーグ戦のホームゲームでなかなか勝てず、
3勝8敗6分けと惨憺たる成績。
その貴重な3勝のうちの1つを中継していたのですから
なかなかのものです。
今回の解説は昨季まで横浜FCの監督をしていた
山口素弘さん
2011シーズンのナビスコカップ新潟戦でご一緒して以来
4年ぶりのコンビです。
山口さんと中継をすると劇的な展開になることが多く、
印象深い試合がほとんどです。
しかも3度ご一緒して3戦3勝の勝率10割!
もはやグランパスが負ける要素がありません!
とはいえ、今季のグランパスはリーグ戦で出遅れはなはだしく、
4戦2敗2分けの勝ち点わずか2・・・
開幕6連敗だった1997シーズン以来の最下位に沈んでいました。
しかも相手が12・13シーズン連覇で今季王座奪還を狙う広島、
さすがに『山口素弘さん解説の東海テレビ』中継といえども
苦しいか・・・と思っていました。
が、しかし!
神通力は生きていました。
広島戦に向けてのシステムチェンジがピタリとはまり
高速カウンターにサイド攻撃という広島の持ち味を消し、
ハリルJAPAN代表の川又のビューティフルゴールで先制!
広島のお株を奪う矢野貴章のサイドからのオーバーラップ&ゴール
でダメを押し、2-0で見事に勝利!
今季ホーム初勝利となったのでした。
神話継続!
いや、そんなことよりも、
この勝利でグランパスに勢いがついてくれたらいいなぁと
思うのでした。