まもなく48歳になる私・・・
いわゆる『ベテラン』と言われる年頃ですね。
プロ野球界でも私より年上は山本昌さん(50)だけ、
ま、昌さんは特別ですが・・・。
そんな昌さんの突然の引退表明には驚きましたが、
今年はドラゴンズのベテラン選手が
次々と現役引退というセンチメンタルな秋になっています。
谷繁選手兼監督もその1人。
その谷繁選手が現役最後の試合として選んだ舞台が
18歳でプロの第一歩を印した横浜スタジアム、
ということで、取材に行ってきました!
試合前には谷繁選手にインタビュー
普段通りに、自らの最後の試合に臨む気持ちを語ってくれました。
ご両親と3人の息子さんもグランドで最後の練習を見学。
バッティング練習では子供たちを呼びよせて、
間近で練習を見せる珍しい「家族サービス」のシーンもありました。
取材を終えプレーボールまでの間に、球場内の食堂で腹ごしらえ。
横浜スタジアムの食堂といえば・・・
目玉焼きチャーハン
チャーハンの上に半熟目玉焼きが乗っているだけなんですが、
これが妙に美味しいのです!
横浜スタジアムに行ったのが久しぶり、
この逸品を食べるのも久しぶり、懐かしい味でした。
そして、いよいよ試合開始。
「その時」は2回表2死1・2塁という場面でやってきました。
谷繁の名前がコールされると、レフトスタンドのみならず、
ベイスターズファンからも大きな声援が起こりました。
2ボール2ストライクからの5球目、
弾き返された打球はショートへ・・・
通算10336打席目、最後の打席はショートゴロでした。
直後、スタジアムに引退のアナウンスが流れると、
再び場内は拍手に包まれ、その中ベイスターズ三浦投手から花束が、
続いて3人の子供達からも花束が贈られました。
このシーンを私はセンターバックスクリーン横で
実況しながら見ていましたが、
すぐ隣のベイスターズファンが名前をコールし、
「ありがとう!」と叫んでいるのを見て
なんだかジーンとしてしまいました。
1989年から27年間で積み重ねた出場試合は前人未到の3021試合、
日本のプロ野球に輝かしい足跡を残した谷繁元信選手、
若い頃は、あの大魔神佐々木投手のフォークが捕れず
お目玉を食うこともあったそうですが、
努力の末、球界№1捕手に上り詰めて
完熟のプレーを数々見せてくれました。
半熟目玉焼きの乗ったチャーハンを食べながら、
そんなことも思っていた次第です・・・
谷繁選手、本当にお疲れ様でした!