先月、厳寒の岩手県に出張しました。
土曜日の情報番組「ぷれサタ!」のコーナー「知りスギ」の取材です。
2月8日から名古屋の老舗百貨店・丸栄で開催の「岩手県の観光と物産展」担当者の方に密着しました。
内陸の山間部は一面雪景色、広がる銀世界。
今回名古屋で開かれる物産展では、この内陸部の方だけではなく、震災で甚大な被害にあった沿岸部の方も出店されます。
その沿岸部に到着する手前に立ち寄ったのが、酔仙酒造さんです。
陸前高田市にあった本社、酒蔵が流され、甚大な被害を受けました。
こちらは、本社の門扉につけられていた「酔仙酒造」と書かれた表札。
分厚い頑丈な金属板が、捻じ曲げられ、引きちぎられています。
震災発生時の津波のすさまじい力を伝えています。
その後、酔仙酒造さんは、内陸の一関市の酒蔵を借りて再開に向け準備を進めています。
この移転先の酒蔵で、看板商品の「雪っこ」が今年もしっかりと作られていました。
「陸前高田へ必ず帰る」という思いを込めて作られた「雪っこ」です。
続いて向かったのはその津波で甚大な被害を受けた陸前高田市。
伺ったのは、きのこのSATOさん。
高台でシイタケやキクラゲを栽培していました。
しかし、高台にあったビニールハウスの一部が津波の被害をうけました。
なんとか難を逃れたハウスの中では、大ぶりの肉厚なシイタケがすくすくと育っていました。
その味わいから「森のあわび」とも呼ばれているこのシイタケ。
手で持ってみると、より大きさを実感します。
一つ一つに存在感がありました。
来月で、東日本大震災発生から1年。今回で39回目、30年以上の歴史がある丸栄の「岩手県の観光と物産展」は、岩手県と愛知県、名古屋市との懸け橋になっています。
この「岩手県の観光と物産展」密着の模様は、
2月11日土曜日午前9:55~ 「ぷれサタ!」内のコーナー「知りスギ」でお伝えします。
是非、皆様ご覧ください。
そして、是非会場に足をお運びください。