去年暮れ、
みんなのニュースOne
「行ってみたらこうだった」~秘境駅シリーズ~で
静岡県の大井川鐡道(おおいがわてつどう)を取材しました。
大井川鐡道といいますと、
静岡県島田市の金谷(かなや)駅と
静岡県川根本町の千頭(せんず)駅とを結ぶ
大井川本線(おおいがわほんせん)が
SLやトーマス号が走り、とくに有名かと思います。
しかし、今回は秘境駅の取材ということで
大井川本線のさらにその先
千頭駅を出発し
大井川(おおいがわ)の流れに沿って山間を縫うように走る
井川線(いかわせん)沿線の秘境駅を訪れました。
井川線沿線の駅の中でもとくに秘境駅の佇まいをもつ
3つの駅をピックアップしました。
名古屋から高速道路を使い車で約2時間半。
井川線の出発駅千頭駅に到着し、
秘境駅で途中下車するべく列車に乗車します!!
尚、ここから先、秘境駅の取材ということで
駅周辺の写真ばかりで、列車の写真はでてきません。
前置きが長くなりましてすみません。
まずこちらは、千頭駅を出発してから3駅目
1つ目の秘境駅 「土本(どもと)駅」のホームです。
見た目は 森の中です。
人の気配はほとんどありません。
もちろん途中下車したのも我々取材クルーのみ。
聞こえるのは横を流れる大井川の水流の音のみ...
秘境です。
ホームの幅が狭くかわいらしいです。
駅の外にでますと、まばらにひっそりと住宅がありました。
ただ、道を歩けども誰にも会うことがありません。
澄んで冷たい空気が漂い、
自ずと気持ちが落ち着いてきます。
素敵な場所です。
駅から歩くこと約15分...
森の中に巨大な杉の木を発見!!
周りの真っ直ぐに生えた杉の木と異なり
タコの足のようにくねくねと枝が伸びていることから
地元では「タコ杉」と呼ばれているみたいです。
幹も太く迫力がありました。
散策して神々しい杉の木に出会えるのも
秘境駅冥利につきます。
続いて2つめの秘境駅です。
土本駅のすぐお隣
「川根小山(かわねこやま)駅」に到着。
こちらも雰囲気は森の中。
かわいらしいログハウス調の駅舎です。
看板に猿のイラストが描かれていますが、
実際に我々も野生の猿を目撃しました。
1駅手前の土本駅方向を見ますと...
枝葉が生い茂り
線路もちょうどカーブしていることから
山に遮断されて視界が広がりません。
一旦下車しますと、
次の列車が来るまで1時間以上...
街の喧騒を離れ、
静謐さと山間を覆う緑のシャワーを存分に味わえます。
川根小山駅周辺を少し散策しますと...
静岡県らしく茶畑が広がっていました。
のどかで空気が美味しいです。
さて続いてはいよいよ3つ目の秘境駅です!!
それがこちら...
湖の真上を線路が通っています!!
そして駅も湖上にあります!!
その名も「奥大井湖上(おくおおいこじょう)駅」
日本で唯一の湖上駅だそうです。
ホームから線路沿いに遊歩道も伸びており
湖上の上を歩くことができます。
少しスリリングにも感じますが、
湖の真上を歩く経験なんて
なかなかできるものではありません!!
縁結びのスポットにもなっているということで、
我々以外で下車したのは、男女のペアが数組。
由来は...
「おくおおいこじょう」⇒「恋が成就」に
変換されるという語呂合わせからでしょうか??
名古屋からですと、
朝早く出発すれば秘境駅を3駅巡って
日帰りも可能です!!
次は機会があれば
紅葉の季節に行ってみたいと思いました!!