柳絮と竜巻と武田邦彦先生!
今日の最高気温、名古屋31.0℃、岐阜31.3℃、津27.1℃(17:20に28.4℃)と名古屋と岐阜は平年より6℃高い7月中旬並の今季2度目の真夏日になり、津は平年より4℃高い6月下旬並の値でした。東海3県で30℃超えの真夏日地点は19ありました。
東海テレビ玄関前、午後5時頃のお天気ボードです。気温28℃、湿度41%、風速2m。昨日より湿度上がっていますが、カラッと快適な暑さでビールが進みそう。
今夜9時の予想天気図です。高気圧におおわれて今夜から明日にかけても晴れます。
オクラホマ州のトルネードはEF(改良藤田スケール)5、最強クラス。直径3キロ、被害距離27キロ。日本ではF(藤田スケール)3までしか観測されていません。昨年5月6日に茨城県で発生した竜巻はF3、直径500メートル、被害距離17キロ。やはり、広大な平地の差だろう。1999年9月24日、愛知県豊橋市でもF3の竜巻が発生している。
年間発生数、アメリカでは約1300個、日本は約17個。これは当然、国土の広さによる差。日本での竜巻の月別発生確認数は、9月の台風シーズンに最も多いが、来月から増えるのでまさにこれから竜巻シーズンに入るといえるだろう。
昨年つくばでの竜巻はスーパーセル型の巨大積乱雲の下、発生したと発表されました。通常の積乱雲単体の寿命は1時間程、スーパーセル型積乱雲の寿命は10時間ともいわれます。真夏の気温上昇により積乱雲の発達が助長され、今後日本でも強い竜巻が増えるのではと僕は思いますが、武田先生はいかがですか?「僕は増えると思わない」先生、いつも嬉しいです・・・。
さて、竜巻が間近に迫ったらの対策ですよ。竜巻は積乱雲の下に発生します。発達した積乱雲が近付く予兆は、雷や雹、冷たい風です。外出中なら、頑丈な建物の中へ避難。在宅中ならば、雨戸やシャッター、カーテンを閉めてください。そして、1階の窓の無い部屋へ移動です。気象庁の指針で1階となっているのは、住宅2階以上の方が飛ばされやすいから、日本では地下室を持つ方はほとんどおらず、地下への浸水による溺死の可能性を考慮してです。窓の無い部屋、浴室やトイレ等も選択肢に入れてください。とあるテレビ番組の実験では浴槽の中が安全でした。
最後にお天気のあらすじです。明日も高気圧パワーで晴れて暑い。3日連続で真夏日の所もありそうです。
最後の最後に今日の空。名古屋市東区、昼前の晴天です。ではまた明日!
季節映像メモ:岐阜県高山市、中橋の掛かる宮川に粉雪のように舞う柳の種子「柳絮(りゅうじょ)」。今日、高山の最高気温は29.9℃、視覚から涼を得る風情ある光景です。