陸上自衛隊豊川駐屯地で弁当を食べた隊員267人に食中毒の症状が確認されました。保健所は弁当を配達した愛知県春日井市の店舗を営業禁止処分としました。

 愛知県によりますと、5月30日、陸上自衛隊豊川駐屯地で弁当を食べた隊員のうち267人が下痢や腹痛などの症状を訴えました。

 弁当は春日井市の配達弁当店・マルイチ春日井営業所から配達されたもので、保健所の調査で患者の便や弁当の中から食中毒の原因となる「ウエルシュ菌」が検出されました。

 症状があった隊員は全員が快復していて、入院した患者や重症者もいないということです。

 保健所では再発防止策が講じられるまでの間、店を営業禁止の行政処分とするとともに、ウイルスが付着した詳しい原因を調べています。