名古屋市の東山動植物園で飼育されていた24歳のコアラ「クレメンツ」が死にました。

 メスのコアラ「クレメンツ」は、2001年にオーストラリアのシドニーにあるタロンガ動物園から東山動植物園へやってきました。

 活動的で多くの来園者から親しまれていましたが、2022年7月からは高齢のため木から落ちる恐れがあり、バックヤードで飼育されていました。

 しかし、10月下旬からは食欲が落ちてエサのユーカリを自分では食べられなくなり、14日朝、コアラ舎で死んでいるのが見つかりました。

 一般的なコアラの寿命の2倍、人間に例えると120歳ほどの24歳まで長生きしたクレメンツ。園では15日から27日までコアラ舎の中に献花台が設けられます。