愛知県知多市で2023年、交際相手の父親を包丁で刺して殺害した罪に問われた男の裁判で、名古屋地裁は3月12日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡しました。 

 神奈川県の無職・相馬寛大(45)被告は2023年4月、知多市で交際相手の父親の西岡歳一さん(当時80)の首や背中を包丁で突き刺し、殺害した罪に問われていました。

 これまでの裁判で弁護側は、事件当時、被告が統合失調症だったと主張して、責任能力が争点となっていました。

 12日の判決で、名古屋地裁は「精神異常を窺わせる点は見当たらないばかりか、被害者を確実に殺害する方法を選び取っている」などと責任能力を認め、懲役20年を言い渡しました。

【動画で見る】「統合失調症だった」と主張も責任能力認める 交際相手の父親を包丁で殺害 45歳男に求刑通り懲役20年の判決