NiziUやBTSで自らを鼓舞…東京五輪ソフト代表・最年少20歳の後藤希友「イケイケな感じの投球見て」
東京オリンピック・女子ソフトボール日本代表の最年少は、トヨタ自動車で活躍する後藤希友投手です。速くて重いストレートを武器に相手を翻弄する20歳の後藤選手は、試合前にNiziUやBTSのミュージックビデオを見て自らを鼓舞し、気持ちを全面にバッターに向かいます。
■今までいなかったタイプの日本人サウスポー…レジェンド上野投手が称賛する重いボール
名古屋市出身の後藤希友投手(20)は、東海学園高校時代から頭角を現し、将来日本のエースになると期待されています。後藤投手の武器は「速球」、日本リーグの茅ケ崎大会では115キロを出しました。
後藤選手:
「真っ直ぐのスピードはすごく大事になってくると思いますし、いつもスピードを上げたいって思いながら投げている」
【画像11枚で見る】東京オリンピックでの活躍が期待される女子ソフトボール日本代表の後藤希友投手
東京五輪の代表は15人。その中で投手はベテランの上野由岐子投手(38)をはじめ、わずか3人という狭き門です。チーム最年少でもある後藤選手は、先輩から学ぶことが多いといいます。
後藤選手:
「ストイックさがなければ今の上野さんはないと思いますし…。あそこまで自分に厳しく取り組んでくることの大事さをすごく学びました」
上野投手は、後藤投手の印象を…。
上野由岐子選手:
「(後藤投手は)力のある重いボールを投げられるので、今までの日本人サウスポーにはなかったタイプ」
ソフトボール界のレジェンドも、将来日本を背負ってほしいと期待しています。
■元気の良さは誰にも負けない…代表チームで求められる自身の役割
最年少で代表に選出された後藤選手。代表チームに帯同するにあたり、自身の役割は「元気の良さ」と話します。
後藤選手:
「元気の良さは誰にも負けたくないですし、どんどん盛り上げていけるような存在になりたい」
後藤選手が所属していた東海学園高校ソフトボール部は、インターハイ常連の強豪校。当時の後藤選手は、毎朝、登校時に声出し練習を行っていました。それが元気な後藤選手の原点です。
■試合前にNiziUやBTSの動画を鑑賞…自らを奮い立たせる
気分転換はアーティストのライブDVDや、YouTubeでミュージックビデオを観ることです。
後藤選手:
「NiziUさんとBTSさんをひたすらずっと見ているんですけど、めちゃめちゃかっこいいです」
試合前には、モチベーションアップのために動画を鑑賞。エネルギーの源になっています。
■五輪でイケイケな感じの投球見てほしい…金メダルに繋がる役割果たしたい
東京オリンピックで注目して欲しいことは…。
後藤選手:
「バッターに対しての抑えてやるって気持ちを前面に出しているのが私の特徴で、結構イケイケな感じで投げているのを皆さんに見ていただきたい」
東京オリンピックの目標は、「自分の投球でチームに“良い流れ”を引き寄せる」。
「チームから求められる役割をしっかりと果たし、金メダルに繋がるよう役割を追求したい」と話す後藤選手。オリンピックで更なる飛躍を目指します。
後藤選手は、7月21日の初戦、オーストラリア戦で5回1アウトから出場し、満塁のピンチも背負いましたが、後続を断ち、無失点でオリンピックデビューを果たしました。