症状出たら早めに専門医へ…『コロナ後遺症』3か月以上経っても患者1割に症状残っているというクリニックも
新型コロナの後遺症については、大きく分けて4種類に分類されます。
味覚・嗅覚障害。倦怠感などの全身症状。呼吸器症状としては咳や息切れ。精神・神経系の症状として不眠・記憶障害です。
感染者が多い分、これまでよりも後遺症が出る人が多く出るとみられていますが、なぜ症状がでるのかなどメカニズムについては不明な点が多くあります。
オミクロン株に限定すると、国内での感染の立ち上がりからまだ1か月ほどのため、後遺症について十分なデータがなく、症状が出る人の割合や男女比など詳しい報告がないのが現状です。
厚労省は、新型コロナの後遺症については治療で改善されるとしています。
名古屋市中区の「柊みみはなのどクリニック」では、血液検査やCT検査などをして炎症を起こしている箇所を見つけ、改善するための薬を処方することで来院した人の9割の人が治っているということです。
残りの1割の人については、3か月以上経っても症状が残っているそうですが、この1割の人は症状が出てから診察に来るまでが比較的遅かったということで、症状が出たら早めに専門医にかかってほしいとしています。
名古屋市では新型コロナウイルスに関するコールセンターを設けていて、後遺症についての相談も受け付けています。
※名古屋市 受診・相談センター
050-3614-0741(24時間対応)
「一生治らないと怖い…」コロナ後遺症に苦しむ女子高生 2ヶ月以上味覚戻らず 医師「治療の確立がまだ」