2012年5月21日

来週月曜日、5月21日朝7時半頃。

週の初め、皆さん通勤通学などの慌ただしい時間帯。

その時間帯になんと壮大な天体ショーが、

北は福島、南は鹿児島までの8000万人に観測できる

チャンスがあります。 

何が起こるかと言いますと...

太陽、月、地球が一直線に並びます。

黒い月が太陽を徐々に覆い尽くしていき、太陽の光が環状に見られる現象。

月が太陽を全て覆い隠してしまう皆既日食とは異なり、

月のまわりに太陽がリング状にはみだしてしまう

日食です。

 

その名も「金環日食」

この「金環日食」じつに名古屋で見られるのは932年ぶり!!

前回名古屋で見られたのは、 西暦1080年。

ときは平安時代、京都で貴族政治が行われていた時代。

ヨーロッパではカノッサの屈辱の3年後。

壮大な時を超えて、名古屋で見られる天体ショー。

このチャンスを逃せば...

次回中部地方で見られるのは29年後の2041年。

 

この壮大な天体ショーを機に壮大な町おこしをしている自治体が和歌山県にありました。

本州最南端・串本町。

行ってきました...

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前に広がるのは、景勝地「橋杭岩(はしぐい・いわ)」です。

弘法大師・空海が橋を建てるために作った"杭"だという言い伝えがある岩々。

橋の杭のように直線状に並んでいます。

ここで、当日5分間ほど、金環日食を観測できます。

日食開始から終了までをトータルでみると2時間半にわたって楽しめます。

 

当日は、このような景色になると予想されています。

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 少し、実物より太陽のサイズが大きいかと思いますが、いかがでしょうか?

景勝地「橋杭岩」と金環日食のコラボレーション。

当日は、ここで観測会も行われるそうです。

こちらのTシャツは、今回特別に金環日食を記念して作られたものです。

 

もう一度、本物の「橋杭岩」と重ねて、ご覧ください。

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 想像力わきますでしょうか?

ちなみに和歌山県で金環日食が見られるのは、282年ぶりです。

前回は西暦1730年。

和歌山が生んだ8代将軍・徳川吉宗の治世期でした。

何とも、不思議な感慨にひたります。

 

金環日食につていては、5月19日(土)午前9:55~放送の「ぷれサタ!」で

たっぷりとお伝え致します!!

 

尚、肉眼で直接太陽を見るのは非常に危険です。

太陽の強い光で目を傷つけないようにしてください。

日食グラス等を適切に使い、長時間直視しないようご注意ください。

 

1ヶ月ぶりのブログ、長文失礼致します。