彦根城(今年で築城410年)

前回、真っ赤な長良川鉄道の豪華観光列車

「ながら」について書きましたが...

今回はでも

赤備えで有名な井伊家の城下町

滋賀県彦根市です。

 

今年の大河ドラマ「井伊直虎」の井伊家ゆかりの彦根

 

実際に直虎は彦根には住んでいませんが、

関ヶ原の合戦後、井伊家が入部し

彦根城を築き、かの地を治めました。

井伊家の彦根藩は幕末まで続きます。

 

さて、彦根といえば外せないのが

街の中心に鎮座する「彦根城」 

 

関ヶ原の合戦後に、

大阪の豊臣家に対する守りの要として

急ピッチで作られました。

そのため急いだとはいえ、

かなり頑強な要塞なんです。

 

敵の侵入を防ぐ数々の仕掛けが施されておりまして...

例えば...

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頑強な石垣に...

敵を射撃するための格子はもちろんのこと...

写真の右上にかかる橋も、敵が攻めてきた場合は

切り落とすことができ、

城壁内への侵入を防ぐことができます。

 

ちなみに...

攻城戦の際には切り落とされる橋の上に登ってみますと

彦根城のすぐ目と鼻の先に佐和山が見えました。

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 写真の真ん中に見える尾根が「佐和山」です。

 

歴史に詳しい方はすぐピンとくるかと思います!

関ヶ原で敗れた西軍の石田光成の居城があった場所です。

 

関ヶ原の後、徳川方によって徹底的に破壊され、

彦根城築城の際に

佐和山城の石垣などが再利用されたとみられています。

 

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さあ、

いくつものトラップを潜り抜け

いくつもの城門を潜り抜けた末にたどり着いたのが...

 

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天守です!!

屋根や窓の装飾に工夫が凝らされた

壮麗な外観ではありますが、

内部は...

 

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大木が梁として

何重にも組まれています。

 

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さらに、外から見ると白壁でしたが、

そのすぐ裏には

敵に射撃を浴びせるための銃眼があります。

天守まで守りに抜かりない鉄壁の彦根城です。

 

彦根城の

表の顔と裏の顔が異なり、

築城当時の緊迫した世相が伝わってきます。

 

 

さて、続いては

城に併設されている彦根城博物館へ!!

 

ありました!!

井伊の赤備え!!

 

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戦場で井伊の赤鬼ともいわれ恐れられたということですが...

 

たしかに...

この甲冑に身を包んだ武者が槍や刀をもって現れたら...

想像しただけでも恐ろしいです...

 

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こちらの屏風は

オール赤備え!! の軍勢が戦う様子が

鮮明に描かれています...

野戦の風景の中で目立ちますね。

 

 

その井伊の赤備えと同じ型の兜をかぶっているのが

我らが...

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ひこにゃん!!

 

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彦根城築城400年のイベントで誕生したひこにゃんですが、

今年がちょうど彦根城築城410年ですので、

現在10歳!!

 

  

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彦根城博物館内で1日に数回

写真撮影タイムが設けられていますが、

大勢のお客さんがスマートフォンを片手に集まり大盛況!!

不動の人気を誇っておりました!!

 

400年前の「井伊の赤鬼」現代の「ひこにゃん」

まさに「きびしさ」「ゆるさ」コントラスト

絶妙です。

 

3月からは彦根城築城410年祭が始まり、

今年12月まで彦根城周辺で

特別展示や歴史イベントが行われます。

 

歴史好きの方もそうでない方も機会があれば是非!!

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