「鉄道はロマンを運ぶのだ」
...これ、私の自論。
それを証明する博物館が名古屋に誕生しました。
その名も「リニア・鉄道館」
広い展示スペースには時代を彩ってきた車両がズラ~リ並んでいます。
ま、東北育ちの私にとっては、いわゆる「JR東海管内」の列車は
馴染みのあるものが少ないのですが...。
例えば、0系新幹線なんて図鑑やテレビで見るもの。
私にとっての新幹線と言えば「緑色」の東北新幹線でした。
そんな私にとっても、思い出深い『青い新幹線』があります。
それが、300系! ↓↓↓ この車両です。
今から19年前、1992年のこと。
この300系車両の導入を前に、新型車両が報道陣に公開されることになり、
そのリポートを入社2年目の私がすることになりました。
早朝に品川の操車場へ向かい、取材&リポートをして
その日の夕方のニュースでO.A.するという、
東京滞在約2時間のなかなかハードな東京出張でした。
ただし、その日、初めて見た300系の凛々しい姿に胸躍ったことは
昨日のことのように覚えています!
時代は移ろい、700系、N700系と、より洗練された車両が登場しても
300系は私にとっては特別な存在だったのですが、
この「リニア・鉄道館」に展示されている300系はまさに19年前のそれ。
と言うのも、ホームから見る姿ではなく、
床面に鎮座しているため、思わず見上げてしまうような大きな姿だからです。
こうして並んで立っていると、ドキドキしながらリポートした若き日に
戻ったような不思議な感覚です。
なんだか、リポート内容も思い出せそう!
「............。」
さすがに無理です...。
記憶力の減退はひかりの速さで進んでいますから、
記憶力の回復はのぞみ薄のようです...。