『おかげ参り』というものがあった。
江戸時代に集団で伊勢神宮を参拝することが流行ったそうで、
不思議なことに、100万人規模の集団参拝のブームが60年周期で来たそうだ。
昨今のパワースポットブームもあって伊勢神宮を参拝する人が増えている
という現象もこの周期によるものだったりして...。
そんな中、
先日『ぷれサタ!』の『旅人照英』のコーナーで
照英さんと水道橋博士がお伊勢参りをしたVTRを見て以来、
「伊勢神宮に行きたい!!」
と、日本人の心の故郷への思いがつのっていましたが、
ついに、実現!
10年ぶりのお伊勢参りと相成りました。
平成25年に遷宮を控えている伊勢神宮、
宇治橋から望む五十鈴川沿いの桜に目を奪われながら進みます...
静謐な森を行きます。
心がピーンとなる独特の「空気」を感じながら正宮へ。
天照大御神に国の安寧をお願いして内宮を後に...
帰り道、足を伸ばして桜満開の五十鈴川沿いを散策
それは見事な桜のトンネルでした。
今年は花見の会や祭りが自粛になっているケースも多いようですが、
おかげ横丁で配っていたかわら版によると、
春になると、五穀豊穣の神様が山の上から里に降り、
桜の木に宿ると、昔の人は考えたそうです。
そして神様に喜んでいただこうと『花見』という宴を開いて
その年の豊作を願ってきたのです...
とのこと。
ワイワイガヤガヤの花見もいいですが
静かに桜を愛でながら、願い事もしてみる...
今年はちょっと違った気持ちで桜を見ています。
こんな気持ちになったのも、お伊勢さんのおかげです...