週末、震災後初めて岩手の実家へ里帰りしてきました。
正月に帰って以来の実家へ着くと、目の前の道にいきなり震災の爪痕が...
大震災から4ヶ月が経とうとしていますが、
ようやく先日、通行出来るようになったそうです。
大きな車はよほど注意しないと通るのが大変な状況です。
翌日は、車で1時間半ほどかけて、
被害が酷かった沿岸部へ。
まずは釜石から大槌へ。
テレビの映像などで何度も見ている光景ですが、
自分の目で見ると、あらためてその悲惨さを感じます。
活気があったであろう釜石の商店街は廃墟のようになっていました。
さらに大船渡へ南下。
子供の頃に遊びにいった吉浜海水浴場へ。
海の家はもちろん、きれいだった砂浜も何もかもが無くなって、
打ち上げられた舟だけがポツンと...。
思い出もよみがえらないほど変わり果てた姿でした。
さらに、南下して震災直後に『壊滅状態』と伝えられた陸前高田市へ。
コンクリート造りの建物以外は、何もなくなっていました。
本当に、ここに町があったのかと信じられないぐらいに...。
『壊滅状態』という残酷な表現に違和感を感じていましたが、
まさに、壊滅状態でした。
生活していた証が瓦礫と化してしまったその山がいたるところにありました。
残った建物の4階、5階ぐらいまで津波の跡が残り、
高い杉木立は、はるかに見上げたところまで水に浸かったことを示すように
茶褐色に変色していました。
津波の威力とその押し寄せてきた時の様子を想像すると恐ろしくなりました。
震災からもうすぐ4ヶ月。
復興までどれぐらいかかるのか、私にはまったく想像することが出来ません。
1年や2年で復興はならないことは想像できます。
あらためて、先日のチャリティイベントのようなこと、
私に出来ることを長く続けていかなければと強く強く感じました。
被災地へ向かう道すがら、いろいろな幟や横断幕が掲げられていました。
「がんばろう日本・岩手」
「ご支援に感謝します。ありがとう!」
「負けないぞ!東北!!」などなど。
その中で印象的だったものが
『顔晴れ(がんばれ) 岩手!』
被災された方に、本当の笑顔が1日も早く戻りますように...