『食わず嫌い』という言葉。
子供ならいざ知らず、大人になるとたいていの場合、
『食って嫌い』だと思うのですが...。
あるかなぁ...、未だに『食わず嫌い』なもの。
見た目でダメだなぁ、というもの...トカゲとかカエルとか、
あれ?!結構あるなぁ...
さて、本題。
子供の頃からの『食って嫌い』なもののひとつが
『うなぎ』でした。
私の記憶では、うなぎ屋さんに行ったり出前をとったりして
うな重やら、うな丼というものを食べたことがなくて、
うなぎと言えばもっぱら近所のスーパーで買ってきて家で食べるものでした。
このうなぎというのが、
皮がゴムみたいに硬くて、身と皮の間にある脂がなんだか臭くて...
と、子供心に強烈なインパクトでした。
以来、完全に『食って嫌い』になってしまったわけです。
時は巡り、名古屋に就職。
で、出会ったのが『ひつまぶし』です!
うなぎを細かく切ってあるので、うなぎ嫌いでも食べられるかなぁ...と思って
意を決して頼んでみたのですが、
『う、う、うまき...いやいや、うまい!!』
こんなに美味しいものだとは知りませんでした。
人生の中で、うなぎ嫌いの期間が25年ほどあったのですが、
ひどく損をした気分にさえなりました。
その損した分を取り戻そうというわけではありませんが、
今年は土用の丑を前に、気が付けば4日間で4食ものうなぎを口にしていました。
今や、「俺ってうなぎ好きだよね?」と尋ねれば、
誰もが「そうだね」とうなずくほどのうな好きです...。