来週月曜日、5月21日朝7時半頃。
週の初め、皆さん通勤通学などの慌ただしい時間帯。
その時間帯になんと壮大な天体ショーが、
北は福島、南は鹿児島までの8000万人に観測できる
チャンスがあります。
何が起こるかと言いますと...
太陽、月、地球が一直線に並びます。
黒い月が太陽を徐々に覆い尽くしていき、太陽の光が環状に見られる現象。
月が太陽を全て覆い隠してしまう皆既日食とは異なり、
月のまわりに太陽がリング状にはみだしてしまう
日食です。
その名も「金環日食」
この「金環日食」じつに名古屋で見られるのは932年ぶり!!
前回名古屋で見られたのは、 西暦1080年。
ときは平安時代、京都で貴族政治が行われていた時代。
ヨーロッパではカノッサの屈辱の3年後。
壮大な時を超えて、名古屋で見られる天体ショー。
このチャンスを逃せば...
次回中部地方で見られるのは29年後の2041年。
この壮大な天体ショーを機に壮大な町おこしをしている自治体が和歌山県にありました。
本州最南端・串本町。
行ってきました...
前に広がるのは、景勝地「橋杭岩(はしぐい・いわ)」です。
弘法大師・空海が橋を建てるために作った"杭"だという言い伝えがある岩々。
橋の杭のように直線状に並んでいます。
ここで、当日5分間ほど、金環日食を観測できます。
日食開始から終了までをトータルでみると2時間半にわたって楽しめます。
当日は、このような景色になると予想されています。
少し、実物より太陽のサイズが大きいかと思いますが、いかがでしょうか?
景勝地「橋杭岩」と金環日食のコラボレーション。
当日は、ここで観測会も行われるそうです。
こちらのTシャツは、今回特別に金環日食を記念して作られたものです。
もう一度、本物の「橋杭岩」と重ねて、ご覧ください。
想像力わきますでしょうか?
ちなみに和歌山県で金環日食が見られるのは、282年ぶりです。
前回は西暦1730年。
和歌山が生んだ8代将軍・徳川吉宗の治世期でした。
何とも、不思議な感慨にひたります。
金環日食につていては、5月19日(土)午前9:55~放送の「ぷれサタ!」で
たっぷりとお伝え致します!!
尚、肉眼で直接太陽を見るのは非常に危険です。
太陽の強い光で目を傷つけないようにしてください。
日食グラス等を適切に使い、長時間直視しないようご注意ください。
1ヶ月ぶりのブログ、長文失礼致します。