おいしくな～れ　おいしくな～れ

Web＆SNS担当の平岡です。

第3話、結構な重大事がラストにあったため、
あさっての第4話に向けて、これからTVerの無料配信で追いつこうとしていらっしゃる皆様の存在を念頭に、主要なネタバレに留意して筆を進めて参ります。

かつて、我が国には昼ドラという文化がございました。

そこは、平日の昼下がりに惜しげもなく訪れる、
笑いあり、涙あり、ぶっかけありのワンダーランド。

直近では、閉演ラス前作品の【新・牡丹と薔薇】が抜きんでたワンダーぶりを放ち、番組放送中は、登場人物たちの言霊であるところのセリフの数々が、番組ハッシュタグとともに、ネット上で跳梁跋扈したものでございました。

「おいしくな～れ　おいしくな～れ　おいしくな～れ」

【火の粉】第３話で、ユースケ・サンタマリアさん演じる武内が今つくっているジュースにおいしくなってもらいたい一心で連呼した禍々しさたっぷりのおまじない。

このセリフに対する、視聴中の皆様の反応は、
まさに、あのワンダーランドのそれでございました。

武内の手にあるミキサーの中でジュワジュワと増えていく泡のように、ネット上には「おいしくな～れ」のセリフが番組タグとともに次々と出現。この番組HPに「ツイッターで決める！火の粉公式名ゼリフ」企画があったならば、その最右翼となるレベルでした。

安心して下さいというわりに、全然安心できないけど、
もっと、武内の言葉が聞きたい...。

３話にして、ドラマの中の人々だけでなく、ドラマの外の皆様に至るまで、得も言われぬ恐怖で支配を始めた武内真伍。

中でも、私がもっともおののいたのは、
身に覚えのないことを疑われた雪見（優香）が四面楚歌となった梶間家から出て行ったことを受け、突然母親がいなくなってしまって寂しかろうと皆から心配されたまどか（庄野凛）が笑顔で放ったひとこと...

「まどか、ぜんぜんへ～きだよ！」

彼の支配は続きます。