虚構の喜び
Web&SNS担当の平岡敏治です。
皆様の周りに「この人・・・あやしい・・・」という方、いらっしゃいますか?
「うん!いるいるっ!!〇〇さんでしょ、△△さんでしょ、▼▼さんもあやしいな~」とお答えになる方がいらっしゃる確率は、小学校の校庭に50円玉が落ちてるのを見つけた児童が、次の日に再び100円玉を見つけて、一躍学校のヒーローになるのと同じくらい低いものでしょう。
先週放送の第4話を、季節外れのコタツに入り、「火の粉」でリアルタイム検索をかけながら見ていた私は、放送中にご自身の感想を実況ツイートされている皆様の、各登場人物に対する怪しみっぷりに、激しく共感し、胸打たれておりました。
本当に、全員、怪しい...。
今回、番組の宣伝を担当しているにもかかわらず、サスペンスにおいて物語のネタバレが極度に苦手な私は、原作本を購入したのち、すぐに大事なモノをしまっているところで後読み用に保管。台本も必要最低限の読み込みに留めて、毎週リアルタイム視聴に臨んでおります。
結果、誰を信じたらいいか全く分からず、何が真実なのかサッパリなのであります。
さて、その第4話を見ていて、ひしひしと感じたのは、"虚構の喜び"。
こんなに恐ろしく、怪しさ無限大であり、見る側の想像力が掻き立てられる状況を紡ぎ出せるテレビドラマという虚構の世界に、改めて感嘆したのでございます。
さらに言えば、一昔前であればお茶の間のテレビを囲んで家族みんなでワイワイしながらの視聴が一般的でした。
しかし今、このドラマは、家族の何百倍、何千倍とも言える皆様がWebやSNSを通じて、リアルタイムでともに震え合ったり、のけぞり合ったりしながら、ご覧いただいております。皆様のお宅のテレビから放たれる虚構の世界が、実際の世界にあるインターネットという舞台装置を通じて、"リアルな虚構"へとバージョンアップしているように感じるのです。
「お味は、いかがですか?」
今週のある日、レストランでの食事中に店員さんから、そう声をかけられ、一瞬言葉を飲んでしまった私。幸運にも、今のところ身の危険はないです。
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- 2016.5.27
- 「火の粉」を支えたお味噌汁
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- 2016.5.26
- 最終話は副音声がアツい!
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- 2016.5.20
- 『反省文』武内真伍様
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- 2016.5.18
- 焦げゆく台本
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- 2016.5.14
- 武内教
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- 2016.5.13
- まどか通信~その3~
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- 2016.5. 7
- 違和、感
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- 2016.5. 5
- 武内家のインテリアに隠された...
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- 2016.5. 2
- まどか通信~その2~
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- 2016.4.29
- 虚構の喜び
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- 2016.4.27
- まどか通信~その1~
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- 2016.4.21
- おいしくな~れ おいしくな~れ
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- 2016.4.13
- 恐怖の質
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- 2016.4. 8
- メインビジュアル撮影でUFOが!?
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- 2016.4. 4
- 第1話の皆様のご感想の感想