第6週は「恋の伊豆編」と題し、その名の通り、伊豆下田が物語のメイン舞台となりました。1週間に渡り現地でロケが行われ、当HPライターのTも3日間、撮影に合流。寒さももろともせず、熱気にあふれた現場のようすをお伝えします!
朝9時。伊豆急行(http://www.izukyu.co.jp/)の車内をお借りして、夏希(白石美帆さん)と優作(山口馬木也さん)が下田に向かう場面の撮影。車内を撮影に使えるのは約1時間のため、スタッフさんも準備に大忙しです。電車は熱海から下田まで、豊かで美しい風景がよく見えるよう窓がとても大きいのですが、ときとしてよく磨かれた窓は鏡のように車内を映してしまいます。そのため本番前、白石さんらキャスト以外の余計なものが映り込んでいないか入念に確認してから、撮影が行われました。
撮影で白石さんと山口さんは、あることを必死に我慢。それは“まぶしさ”…。この日、とても天候に恵まれ、空は快晴。そのため窓から朝日が差し込み、海も輝いています。本当なら目を細めたいところを頑張って耐えていたお二人なのでした。
お昼の休憩をはさんでからは、地元でも有名な観光スポット、下田ロープウェイ(http://www.ropeway.co.jp/)をお借りしての撮影です。展望台からは下田の街が一望できます。ここでは31話(2/18放送)に登場する夏希と優作のやりとりが行われましたが、白石さんと山口さんはこれまでの二人にはなかった…、おっと書き過ぎてしまいそうに(笑)
撮影は夕方4時過ぎまでの予定で、日差しも刻々と傾いていきます。まさに1秒も無駄に出来ない中で撮影が進行しました。どんなシーンになっているのか、2/18の放送をお楽しみに!
さて、午後7時過ぎからは温泉リゾートのホテル伊豆急(http://www.hotel-izukyu.co.jp/)をお借りしての撮影。結衣(草刈麻有さん)の指導で夏希とみどり(服部真湖さん)が日本舞踊の練習をする場面(第29話)では、服部さんが踊りを指導します。実は服部さんは、「山村昇湖」の名で日本舞踊の名取をされていて、白石さんも3年ほど踊りのお稽古をしているのです。
撮影が全て終わるのは10時近くの予定でしたが、2時間以上早く終了。ホテルの大広間に豪華な夕食が準備されているとのことでキャスト、スタッフ一同、猛スピードで撤収し(笑)、笑顔で現場を後にしたのでした。
朝7時、白砂の美しい「白浜海岸」で夏希と優作が話をしながら歩く場面(第27話)をまず収録。気温は3度しかなく、白石さんは本番以外はムートンのブーツ、さらに脚にダウンのレッグウォーマーとまさに“完全防寒”でした。
海岸での撮影を1時間ほどで終えた一行は、結衣の元実家の外観や室内での場面を撮るため、観光名所の一つ「澤村邸」に移動。大正4年に建てられた「澤村邸」は、なまこ壁と伊豆石という、下田の特徴的な建築様式を用いた歴史的にも価値のある建築物です。
この場所では、一同に会した面々が結衣の作った干物を味わう場面(第28話)などを撮影。実は干物を配った弟子を演じたのは、スタッフの皆さんなのですが、本番直前まで、所作や足袋をはいているときの歩き方などを必死に練習していました。
「澤村邸」での撮影は午後3時過ぎまで。次は「ホテル伊豆急」に戻り、夜10時過ぎまで撮影が続く予定です…。