熱戦が続く選抜高校野球。
中継の合間に震災関連のニュースに切り替わることも多く、
球児達はもちろん、学校関係者の方の心境も複雑かと思います。
そんな中、開会式の創志学園・野山慎介主将の選手宣誓は素晴しかったです。
「人は仲間に支えられ、大ききな困難を乗り切ることが出来ると信じています。」
「生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」
思いのたけを素直に、力強い眼差しで語りかけた、心に響く宣誓でした。
それに引き換え...
野球界の最高峰、プロ野球。
4月12日のセ・パ同時開幕で決着しましたが、決まるまでのゴタゴタには辟易としました。
オープン戦期間中、各チームが様々な場所で募金活動をしました。
ナゴヤドームでも3日間で1千万円を超える義援金が寄せられました。
さすが『プロ野球』には素晴しい力があるんだなぁと感動しました。
それだけに、最初からプロ野球界が一丸となってその力を発揮してほしかったです。
結局、選手会の主張通りセ・パ同時開催となり、開幕を待つことになりました。
球場の変更に日程の再調整、増える連戦...
プロ野球界にとって、経験したことのない厳しいシーズンになることは想像に難くありません。
そんな中でも、被災地の方々が復興に向けて動き出した時に
選手達の思いがこもったプレーがその後押しとなることを信じて、
中継の際には全身全霊でマイク向かう所存です。