先日、愛知県田原市の農家を訪ねました。
手にしているのは"セロリ"です。
こんなにも立派なセロリを見たのは初めてです。
その大きさにも驚きましたが、食べてさらに驚きました。
独特の香りがあるセロリ...。
私は苦手なのですが、そんな私が「これは、おいしい」と思ったのです。
つんとする香りは程よく優しく、
それでいて味はしっかり、甘みもあり、みずみずしい。
聞けば、土づくりから様々な工夫を重ねて、有機農法で栽培されているとのこと。ほかにも、キャベツの畑も見せていただきました。同様に栽培されたキャベツは、これまた初めて味わう甘さで、フルーツのようでした。改めて日本の農業の技術力の高さを知りました。
TPP交渉入りを巡り、農業分野などを巡って国民的な議論が必要とされています。産業の保護か、市場の開放か?
今回訪ねた農家の方は、こんなことを話されていました。
「消費者は、安くて見た目もいいものを買う。有機で育てて、少しでも虫食いなどがあれば、それだけで商品価値が下がる。おいしくて安心・安全なものを作りたくても、簡単にはいかない。」と。
もっと日本の農業を知ることが、私たちに求められているのかもしれません。