愛知県の最西、愛西市。
ここを流れる木曽川に、明治から続く渡し舟があります。
葛木渡船と日原渡船です。
葛木渡船は一説には寛永元年(1624年)からあったとも言われています。
古から人々の足として使われてきました。
岸から岸へ、明治のころから変わらぬ風景。
奥には雪を頂いた伊吹山。
美しい日本の景色です。
実は、この渡船、県道なんです。
道路法では第二条に次のように定められています。
「この法律において「道路」とは、(中略) トンネル、橋、渡船施設、道路用エレベーター等道路と一体となつてその効用を全うする施設 (中略) を含むものとする。」
したがって、県道である葛木渡船と日原渡船は
無料で利用できます。
ところが...
今年度末で、運航を終えることになりました。
利用客の減少から、道路としての役割は終えた...ことが、その理由。
その他にも、いくつか理由はあるのですが、
また一つ、昔の生活をしのばせるものが姿を消すことになります。
この渡船については、3月1日のぴーかんテレビで特集します。
どうぞご覧ください。