夏希(白石美帆)と香苗(山田キヌヲ)は優作(山口馬木也)の下で、老舗和菓子屋に嫁いだ女性の離婚訴訟の案件を担当することに。夫の浮気が原因で離婚を希望する良美(宮地眞理子)は、別れるためなら子供を手放してもいいと言う。その姿が自分の母親と重なり、休憩中に「無責任なのでは」と疑問を呈する夏希だったが、その言葉に香苗が「傲慢だ」と怒り出す。調子に乗ってさくら(中村玉緒)の真似をして、モメゴトを楽しんでいるのではないか、と。香苗の態度の変化に戸惑う夏希。香苗は夏希を排除するようにこの案件の進行役に名乗り出る。そんな二人の様子にさくらは…。
一方、結衣(草刈麻有)、貞九朗(森廉)、浩平(夕輝壽太)の三人は神谷(湯江健幸)の下で、とある名誉棄損の問題を扱うことになる。弁護士らしい案件に意気込む三人だったが、実は「犬」の名誉棄損で…。担当弁護士の神谷は早々にこの案件を修習生たちに任せてしまう。丸投げされた三人は協力して解決に臨もうとするが…。
その頃、離婚訴訟の案件では、依頼人・良美の夫が、跡継ぎになる息子さえ引き取れれば、良美が納得する慰謝料を払うと主張していた。悔しさを押し殺してその条件で合意しようとする良美。その様子に、夏希は良美の本当の思いに気付く。ところが、そんな中、志願して案件の進行役を務めていた香苗が、急きょ私用で早退してしまう。突然のことに驚く夏希だったが、その裏には香苗が抱えるある事情が関係していて…。