夏希(白石美帆)は神谷(湯江健幸)の下で、あるセクハラの案件を手伝うことに。依頼人の男性・川島(本多力)は、女性上司の和田(田中広子)から受けた嫌がらせで精神的な苦痛を受け、会社を休んでいた。正しいのは自分だと主張ばかりする依頼人に、夏希は違和感を覚えるが、話はセクハラとは関係の無い方向に…。
その頃、優作(山口馬木也)は貞九朗(森廉)たちと、ある洋菓子店の経営者から相談を受けていた。自分の店のケーキが別の洋菓子店に商標登録されていて、販売停止を求められていたのだった。名前も見た目もそっくりな相手方のケーキ。調べてみると、このモメゴトには涙なしには語れない背景があり…。
夏希は、母・春江(星由里子)の老人ホームで、さくら(中村玉緒)が母と楽しそうに遊んでいる姿を見て驚く。ホームに通っていることを夏希には秘密にしていたさくらは、近くに用があったのだととっさに誤魔化す。一方、母の楽しそうな笑顔を初めて見た夏希は、彼女を見捨てることなど自分には出来ないと、さくらに本心を打ち明ける。
そんな中、さくらに春江の老人ホームから連絡が入る。春江の弟だという人物から、彼女の土地の贈与の件で印鑑を押して欲しい、と電話があったと言うのだ。実際、夏希のおじにあたるその男性。彼の強引な物言いに、不穏な空気を感じ取ったさくらは…。