<約30年前・・・お姉さん(左)と>
普通の主婦がお菓子作りに魅せられ、修業を始めたのは40代。
立石美代子さんが入門したのは、
千種区今池にあった「ワッフル」のお店です。
その店の主は、車のメーカーに勤めていた経験を生かし
ふんわりと柔らかいワッフルの皮を焼く、
独特の型を生み出しました。
それは今も立石さんによって大切に引き継がれています。
厳選された材料を使って、丁寧に一つ一つ心を込めて作る。
ワッフル作りは朝6時頃から始め、開店まで約4時間・・・
1日、200個がせいぜいです。
守山区内で約20年、しっかりとお客の心を掴んだ立石さんは
このほど千種区の姫池通に移転し、新しい店を構えました。
御年74歳の挑戦です!
季節の果物を使ったり定番のものを合わせ、
店には常時8種類ほどのワッフルが並んでいます。
立石さんの夢が詰まった、目にも美しいワッフル。
70代の新たなチャレンジに、立石さんは
「正直、時々何でこんな大変な事をやっているんだろうと
思う時もある。でも何かに追いかけられながら生きるのも人生。
そこにはいろいろな出会いや励ましの言葉がある。
一生修業です。何かしていれば体はついてくるもの」。
と、語ります。
50代の私もボヤボヤしていられません。