知多半島の豊浜漁港のすぐそばに
店を構えて八十余年の「竹米商店」は、
当代の前野洋三さんのおじいさん「米吉さん」とお父さん「竹蔵さん」の
名前に由来する屋号。
食べてびっくり、干物の概念が変わる!!
しっとり絶妙の干し加減で、
多くの人の舌を魅了し続けています。
魚を捌く時から天日乾燥で仕上げるまで、
太陽の加減、気温、風の状態・・・
全ては前野さんの勘が頼りの手作業です。
一番人気は、地元でメジロと呼ばれる「アナゴ」
表現は難しいですが、生でもなく、いわゆる「干物」でもない・・・
"竹米"だけの味なんです。
他にも、カマス・アジ・カワハギ・フグ・・・
長年のお客さんも多く、リクエストに応えるべく
"伊勢エビ"まで干物にした事もあるそうです。
ある意味作業は、天気任せという面もあり、
晴天で忙しい日は相次ぐ注文に応えるため、
息つく間もないほどです。
そんな前野さんは、気分転換の達人でもあり、
仕事の合間を縫って、自慢のボートで庭先である伊勢湾に出て、
獲物を探します。
これからもどんな干物が登場するのか、
楽しみです!