手にするとぬくもりの伝わる木の玩具、
その日本を代表するメーカーが、名古屋市の昭和区にあります。
昭和11年創業の「平和工業」
時代の浮沈を乗り越え、今や70年以上の歴史を持つ老舗になりました。
社員わずか4人の会社は、いつも大きな夢を追い続けています。
社長の大野さんは、企画者であり製作者・・・
35年に渡って社長と二人三脚の山下新緑さんと
男性2人がニコニコとそれは嬉しそうに
アイデアを出し合い図面を描いていきます。
そこへデザイナーの女性が加わり、見る見るうちに試作から製品へ・・・
まれに生じる失敗も全てを糧に、今やカタログには常時240アイテムが載っています。
赤ちゃんが始めて手にするベビートイから、子供の成長に寄り添うように玩具が並んでいます。
中には、懐かしい手押し車の「カタカタ」や木の乗り物もあって、
国産の木材を使い、職人が心を込めて手造りする製品は、
修理すれば親から子へ孫へ・・・
代々使い続けられるものも少なくありません。
最近は木の教育パズル「パズル道場」も評判で、
本が出版されたり、東京にも「パズル道場」を使った教室が誕生しています。