今でこそ各地に、手造りハム・ソーセージの工房がありますが、
名古屋市西区上名古屋の"ダ井ヤ精肉店"は、
その草分けです。
店主の高井健三さんは、今から20年ほど前の平成6年、
趣味で燻製に挑戦したのをきっかけに、
40代でハム・ソーセージの自家製造を始めました。
ソーセージは特に作るのが難しく、肉と肉がうまくくっつかない
「分離現象」がしばしばおきて、その理由も良く判らないまま
成功と失敗の繰り返し・・・
上手に出来た時は、近所の食べてもらいたいと配ったりもしましたが、
その後販売の為の資格をとって、店頭に自家製ソーセージが
並ぶようになりました。
多い時には10種類にもなった、自家製ソーセージ。
中でもコラーゲンたっぷり、その名も「美肌ソーセージ」は、
テレビや雑誌で評判になり、製造が追いつかない時もありました。
沢山の注文に応じるため、平成12年には店内奥の工房に、
それまでの約3倍、一度に約400本のソーセージが製造できる、
大きな機械を導入しました。
5
5年ほど前からその技は、息子の一光(いっこう)さんに引き継がれ、
今はアドバイザー的役割の健三さんですが、
今も週2回ほどの割合で続く、ソーセージ作りを支えています。
それにとどまらず、高井さんの「選肉!眼」は、店内のあちこちに光ります。
これはフランス産の"馬刺し"!
イタリア、カナダと世界の3大産地から、美味しいものを取り寄せ
ファンの期待に応えています。
これまた、絶品!!