名古屋を起点に、仙台と苫小牧を結ぶ"太平洋フェリー"
貨物中心の業界にあって旅客を重視し、国内№1評価の「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を19年連続で受賞しています。
そんな会社に新造船「いしかり」が誕生しました。
「エーゲ海の輝き」をコンセプトに、上質なインテリアを配したホテルを思わせる船内。フェリーのイメージを塗り替える、国内最大級のスケールです。
この船の建造を陣頭指揮したのが、元専務取締役の岩田裕行さん。重職にありながら、船好きのご縁で親しくして頂いております。
その「いしかり」3月13日にデビューしましたが、東京でのお披露目の最中に地震に遭い、就航が遅れていました。
僚船「きたかみ」や「きそ」が、陸自隊員の輸送などの復興に尽くす中、被災した仙台の営業所もプレハブで再開、このほど定期便も復活しました。
そんな快適なフェリーを使って、物流が一休みする年末年始には石垣島など日本を南下するクルーズを行っています。
そこでクルーズディレクターとして持ち前のサービス精神をいかんなく発揮し、乗客を楽しませるのが岩田さんのもうひとつの顔。
新しい「いしかり」の就航を見届けて惜しまれつつフェリーの現場を離れ、ナゴヤドームの営業担当役員に就任された岩田さん。
その精神は後進に引き継がれる事と思います。