岐阜県多治見市に「ジンギスカンの名店」があるのを、
皆さんご存知でしょうか?
その名は「きたひつじ」
オーナーの古木一矢さんとは、名古屋市内の食事会
で出会いました。
懐かしの?リーゼントヘア。
そのインパクトのある風貌と、エネルギッシュな語り口に惹かれ
出会ってしばらくして店を訪ねてみました。
羊の肉はちょっとクセがあって・・・
苦手意識を持つ人もいらっしゃるでしょうが、
厚切りの肉を炭火の七輪で焼く「きたひつじのジンギスカン」は、
そのイメージを一瞬でひっくり返します!
古木さんが北海道の馴染みの店から仕入れた
「入魂の逸品」はクセなど、どこを探しても見当たりません。
美味!!
<写真・左下>
古木さんは、北海道の小樽市で昭和41年に生まれました。
高校で、リーゼントスタイルを確立(笑)
<洞爺湖畔で、空手合宿>
やんちゃもしましたが、スポーツは空手に打ち込み、
北海道のインターハイ強化選手に選ばれました。
高校を卒業して、道内の自動車販売会社に就職、
その後転職し、
愛知県にある大手自動車メーカーの製造ラインで働きました。
当時は懸命に勤めたものの、何か物足りない日々でした。
古木青年が、チャレンジャーの本領を発揮したのが26歳の時。
700万円という大金を借りて・・・夢をつかみに出かけます。
アメリカ・カリフォルニア州で半年・・・ヘリコプターの免許を取得しました。
帰国後はヘリコプターの運航会社へ就職し、夢を叶えるはずが・・・
日本はバブル崩壊で就職先は見つからず、辛抱の日々。
それでも何とか、瑞浪市で自家用ヘリを所有する和食店で職を得ました。
30代、失意の中ではありますが、それが古木さんと料理との出会いです。
10年後・・・今度のチャレンジは自分の店を持つ事。
<オープンの頃、妻・はずみさんと>
その想いは届きましたが、最初の5年間は全くと言って良いほど、
お客は来ませんでした。
また、辛抱の40代・・・
が・・・
道産子古木っつあんの優しい人柄に惚れた人が、一人二人と増えてきて、
<常連客の、誕生パーティ―>
店は今、丸8年。
古木さん48歳で、見事軌道に乗りました!
「きたひつじ」をはじめて、古木さんは一度もヘリコプターに乗っていません。
50代、次なる夢は「きたひつじ」を
「ヘリポート付きの飲食店」にする事だそうです。