大相撲の厳しい世界で幕内筆頭まで務めた親方に、
"心優しい力持ち"
失礼かとは思いましたが、
稽古場を離れて家庭に戻れば笑顔が溢れて、
2人のお嬢さんのホントに優しいお父さん!
素敵な、山分ファミリーです!
さて親方とは、もう何年前か失念してしまいましたが、
名古屋場所前の地元出身力士紹介でニュース取材をさせて頂き、
以来場所ごとの長いお付き合いです。
山分喬義(やまわけ・たけよし)親方は、豊橋市出身。
武蔵川部屋所属の"武雄山"という四股名で活躍しました。
2001年九州場所で新入幕を果たし、いきなり10勝5敗の好成績、
敢闘賞を受賞し、翌02年初場所でも11勝4敗で2場所連続の敢闘賞。
その年の大阪で番付を自己最高位の東前頭筆頭まで上げ、
地元のみならず全国から注目を集めました。
得意の突き押し、前へ前への力強い相撲で土俵を沸かせ、
2007年、思い出の九州場所千秋楽で引退を表明しました。
そして、年寄「大鳴戸」襲名の折には国技館に呼んで下さり、
断髪式で土俵にも上げて頂きました。
現在は、藤島部屋付き親方として、
後進の指導にあたっています。
面倒見がよく、名古屋場所・中日に開かれる
母校・愛工大名電高校相撲部の激励会には
忙しいスケジュールの合間を縫って毎年顔を出し、
関取を夢見て大相撲の世界を目指す、後輩達に声を掛けています。
名古屋場所が終われば、担当している九州場所の準備が始まります。
一年の半分は、家族と離れての生活、
山分親方の忙しい日々は続きます・・・