第04話|01月10日

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 郁造は桜子に勝との結婚を勧める。借金のカタで雄一に嫁がせるくらいなら、息子である勝と結婚させたほうが救われる、と郁造は思ったのだ。自分が郁造の実の娘でないという事実を受け入れたくない桜子は、勝は兄として好きなのだと涙ながらに抗議。勝との結婚話は流れてしまう。季節は過ぎて秋。桜子は、「いさみ酒造」にやって来た杜氏や蔵人の中に以前裏庭にある桜の木の下で出会った比呂人を見つける。そして、その瞬間、二人の視線は熱い炎を燃やしながら絡み合うのだったー。

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