比呂人を失い、抜け殻のようになっていた桜子だが、健と陸雄に連れられて病室にやって来たさくらを見て、生きる気力を取り戻す。退院した桜子は櫛山家には戻らず、秀ふじのもとに身を寄せ、母の店を手伝う。母娘とも心中の生き残り、ということで店は評判になり繁盛する。桜子に対して憎悪の念を燃やす沙也香は雄一と深い仲になる。桜子と雄一は離婚したいと願うが、桜子に執着している唯幸が許すはずもなく...。