勝が比呂人を殴ったことで、桜子と比呂人が愛し合っていることを郁造が知ってしまう。男としての嫉妬心を押さえながら、郁造は桜子に、自分の立場をわきまえるよう諭す。比呂人との愛を邪魔されたくない桜子は、ただの噂だと否定するが...。一方比呂人は、幼い頃に自分の面倒を見てくれた女性を訪ねていた。比呂人が母と慕うその人は、何と桜子の実母、秀ふじだった。20年ぶりの再会に、秀ふじの胸は熱くなる。そんな秀ふじに郁造が、桜子と比呂人があまりに純粋に愛し合っていることへの妬みを打ち明けていると、唯幸が現れる。